コラム

施策を打つ前に考えたい経営指標とKPIのつながりについて

2021.09.29

「流行っているからインスタグラムで販促を始めよう」「他社もやっているから真似してみよう」となんとなく施策を決めてしまってはいないでしょうか?
具体的な施策を検討する前に、経営指標(売上・営業利益)と各KPIとのつながりを理解することが重要です。それぞれのKPIの位置づけを理解するために、経営指標から分解されたKPIツリーの具体例をご紹介していますので一緒に考えてみましょう。

KPIとは?

KPIとは、「最終目標までの細かな中間目標のこと」です。例えば「売上10%アップ」といった最終的な目標を掲げた場合、中間目標として「訪問者数10%アップ」と達成するまでにクリアすべき業務プロセスごとの具体的な目標を定めます。これを達成するための中間目標がKPIであり、経営指標をコントロールするために設定するものです。

KPIは、新規顧客・受注獲得数などのみえる化に用いられ、作業進捗管理や仕事に対するモチベーション維持などのマネジメントでも活躍します。
つまり、KPIはあらゆるビジネスシーンで汎用性の高い指標だということです。

KPIツリーとは?

KPIツリーとは、最終目標を起点として、それを達成するために、中間目標としてどのようなKPIを定めるべきかを、ロジックツリーというフレームワークを使って構造的に分解したものです。
目標を売上とした場合、売上を構成する要素を分解して、施策を実行可能になるレベルまで落とし込んだ指標の一覧です。どんな指標を追えばいいかが見た目にもわかるようになり、目標を達成するための道筋が見えやすくなります。

KPIツリーの一例をご紹介

このように図式化してKPIの位置づけを理解することで、どの施策を優先すべきかを検討しやすくなり、担当者は目標に対する自分の立ち位置が把握でき、部署全体の最適化を目指した行動をとれるようになります。

また、KPIツリーにおける各施策の優先順位を判断する基準の一つに「顧客起点」があります。

「顧客起点」を事前学習しよう!CX Value Labが行うカスタマージャーニーとは?

経営目標を達成するためには、従業員全体で目標意識を持って日々の仕事に取り組んでいく必要があります。その中で、具体的な施策を決定する際に、目標設定の指標に使われるKPIとKPIツリーの組み立て方を理解しておくことで、施策の結果は大きく変わってきます。次回は、KPIツリーにおける各施策の優先順位を判断する基準の一つである「顧客起点」についてご紹介します。

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