コラム

WEB集客方法6種類をメリット・デメリット付きでわかりやすく解説

2022.01.07

企業戦略で欠かせない「WEB集客」ですが、「どの施策が自社に合っているのかわからない」「実際、成果が出ているのかわからない」といった悩みを抱える企業も少なくありません。

今回は知っておきたい6つのWEB集客方法に関して、それぞれのメリット・デメリットを踏まえながら解説いたします。

【この記事がおすすめな方】
・WEB集客にどんな種類があるかを知りたい
・自社にあったWEB集客方法を知りたい
・WEB集客方法それぞれの特徴やメリット・デメリットを知りたい
・WEB集客の方法選びで、失敗しないコツを知りたい

WEB集客とは

WEB集客とは、インターネット経由でお客様を自社のサイトやランディングページへ集め、問い合わせや商品購入を促す手法です。ネットを通じて全世界のユーザーに時間・場所を問わず呼びかけられるため、リアルだけでは難しい効率的かつコストパフォーマンスの高い集客を可能とします。

令和2年度の10代~50代までのインターネット利用率が94%を越えていることからも、パソコンやスマートフォン経由で顧客へアプローチするWEB集客への対策は、昨今の企業にとって必須項目といえるでしょう。

(参考元:令和2年通信利用動向調査

一方で「WEB集客の重要性」を理解しながらも、思うように実践できず頭を抱える経営者・WEB担当者様は少なくありません。WEB集客に悩む主な理由として以下のようなものが挙げられます。

WEB集客でよくある悩み

・数あるWEB集客のうち、どれから始めればいいかわからない
自社に最適なWEB集客方法がどれかわからない
・成果の見込みが立たず、どのくらい予算をあてていいかわからない
・WEB集客に力を入れられるリソースが社内に不足している
・広告運用やブログを始めてみたものの、このやり方で正しいのかわからない
・運用を始めていまいち成果は出ていないが、辞め時ががわからず続けている

WEB集客を納得感をもって運用するためには

1. WEB集客方法にはどのような種類があるかを知ること

2. 各方法について、施策の特徴・費用感・メリットとデメリットを理解すること

3. 1~2を踏まえて、自社の課題に最適な方法を選定すること

が必要です。以下の章にて、WEB集客にはどういった種類の方法があり、それぞれどんな特徴があるのか、どういった人へ向いているのかなどを見ていきましょう。

知っておきたい6つのWEB集客方法&メリット・デメリット

多くの企業がまずは導入を検討したい、主要なWEB集客方法6つをご紹介します。「自社にはどの方法が合うだろう?」という視点から、読み進めていただければと思います。

SEO対策

WEB集客の中でも「SEO対策」という言葉を耳にされたことのある方は、多いのではないでしょうか?SEOとは「Search Engine Optimization」の略語であり、翻訳すると「検索エンジン最適化」という表現になります。

私たちはWEB上で何か情報を得たいとき、GoogleやYahoo!といった検索エンジンを利用します。検索エンジン上で自社サイトが検索結果の上位に表示されれば、より多くのユーザ―がサイトや記事を閲覧するため、WEBからの集客アップが見込めるようになります。

このように検索結果にて自社のサイトやコンテンツが適切に表示されるため、必要な処置が「SEO対策」です。SEO対策には大きく分けて「外部対策」「内部対策」「コンテンツSEO」の3種類があります。

コンテンツSEOSEOの外部対策SEOの内部対策
概要いわゆる”ブログ記事”など、高品質なコンテンツを作成することで検索エンジンからの評価を獲得するための対策外部からの被リンクを獲得することで、検索エンジンからの評価を高めるための対策サイトのSSL化や高速化など、検索エンジンや読者が循環しやすいよう、内部状況を整える為の対策
担当領域WEBライター広報エンジニア

3種類のSEO対策すべてに取り組むことが望ましいですが、まずはサイトの基盤となる「内部SEO対策」を優先的におこない、徐々に「コンテンツSEO」「外部対策」にも力を入れていくのがおすすめです。

1.記事コンテンツ(コンテンツSEO)

先述したSEO対策の1つである「記事コンテンツ(コンテンツSEO)」は、低予算からはじめやすい代表的なWEB集客方法の1つです。手軽に着手できることから、何かの施策と並行して、あるいはインハウスで取り組みやすいといったメリットがあります。また既存顧客・新規顧客の両方に効果的なアプローチができる点も強みです。

一方、成果を出すためには最低でも3カ月以上は取り組む必要があるなど、他の施策に比べ、成果が出るまでに時間がかかる点が難点です。

費用相場・無料~50万円(目標や成果期間によって異なる)
成果が
出るまでの期間
・3カ月~1年間
メリット・社内で始めやすい
・低予算で着手できる
・ブランディングや潜在層へのアプローチに向いている
デメリット・成果が出るまでに時間がかかる
・インハウスで取り組むにはSEOの専門知識が必要

2.リスティング広告

インターネット広告の1つである「リスティング広告」は、ユーザーが検索したキーワードに連動して表示されるクリック型の広告です。「Google広告」「Yahoo!広告」の2つが代表的で、低予算からはじめやすい・即効性が期待できるなどの特徴があります。

また成果にあわせて広告文や予算を柔軟に変更できるなど、早いサイクルでテストと改善を試しやすいといった利点もあります。

費用相場・10万円~数百万円(目標や商材によって異なる)
成果が
出るまでの期間
・1か月~(3カ月以上の運用が望ましい)
メリット・即日からはじめられる
・1,000円から出稿できる
・成果が出るまでの期間が早い
デメリット・成果を出すにはある程度まとまった費用がかかる
・インハウスの場合、広告運用の知識が必要
・潜在ニーズへのアプローチが難しい

3.リマーケティング広告

リスティング広告と同様、インターネット広告の1つである「リマーケティング広告」は、過去にWEBサイトを訪問したユーザーを追跡して表示されるディスプレイ型の広告です。ある程度サービスや商材に関心のあるユーザーに限定して、アプローチできるという強みを持ちます。

成約率の高さが魅力である一方、何度も表示される広告に不快感を抱かれる・企業イメージが悪くなるといった懸念もあります。

費用相場・10万円~数百万円(目標や商材によって異なる)
成果が
出るまでの期間
・1か月~(3カ月以上の運用が望ましい)
メリット・見込み顧客に絞ってアプローチできる
・成約率が高い
デメリット・イメージダウンのリスクがある
・新規顧客にはアプローチできない

4.SNSアカウントの運用

SNSアカウントの運用は、無料で誰でも即日からはじめられるWEB集客方法です。LINEの全世代利用率が86.9%、YouTubeが76.4%を誇るなど(2021年時点)、今や世代を問わず普及したSNSを活用した集客への取り組みは、今後ますます需要となるでしょう。

主なSNS媒体
・YouTube
・Twitter
・LINE
・Instagram
・Facebook
・TikTok  など

一重に「SNSアカウント」と言えど種類は様々で、各媒体によって利用する年齢層や性別も異なります。例えば10代を中心にアプローチしたい場合は若者の利用率が高い「TikTok」を選択する、30代~40代のビジネス層であれば、他のSNSと比べて年齢層の高い「Facebook」を運用するといった具合です。

誰でもスタートしやすい一方で、影響力を高めるには一定数以上のフォロワーを獲得する必要があります。一朝一夕でなく日々コツコツとした投稿作業を継続する必要があります。

費用相場・無料~30万円(外注の場合)
成果が
出るまでの期間
・3ヶ月~1年間
メリット・業務の合間に運用できる
・はじめるハードルが低い
・軌道にのればインハウスで取り組みやすい
・ブランディング効果が高い
デメリット・即効性が低い
・ある程度の知識・テクニックが必要
・直接的な売上には結びつきづらい

5.SNS広告

「SNSアカウント運用」で紹介した、YouTubeやTwitterなどのSNS媒体に表示されるインターネット広告を「SNS広告」といいます。「デザイン性を重視する商品なら、Instagram広告へ」「セミナー告知なら、ビジネス層の多いFacebook広告へ」という風に、自社商品や顧客像と相性の良いSNS媒体へ、適切な広告を打つことが重要です。

主なSNS広告媒体
・YouTube広告
・Twitter広告
・LINE広告
・Instagram広告
・Facebook広告
・TikTok広告  など

また検索キーワードに連動して表示されるリスティング広告・リマーケティング広告と異なり、SNS広告はより潜在的なニーズへの働きかけを得意とします。

費用相場・10~数百万円(外注の場合)
成果が
出るまでの期間
・1か月~(3カ月以上の運用が望ましい)
メリット・細やかなターゲティングが可能
・若年層へのアプローチに強い
・潜在的なニーズにアプローチできる
・低予算からはじめられる
デメリット・運用にある程度の予算が必要
・SNS媒体の選択を誤ると、効果が出づらい

6.メルマガ配信

メールマガジンの略称である「メルマガ」は、メールを用いたWEB集客方法です。企業から顧客へと定期的なメール配信をおこなうことで、自社用品やサービスに関連する有益な情報を届けます。一定の頻度で顧客との接点を持ち続けられるため、顧客との関係づくりに有効な方法です。

また配信ツール以外のコストが発生しないため、低予算で手軽にはじめられるというメリットもあります。一方「開封されなければ効果を発揮できない」という弱点もあるため、タイトルや配信時間を工夫するなど、開封率を高める働きかけが重要です。 

費用相場・無料~3万円程度 / 月(配信ツールによる)
成果が
出るまでの期間
・1か月~1年間
メリット・低予算からはじめられる
・自社と接触のある顧客へアプローチできる
・長期的な関係づくりに向いている
デメリット・開封されなければ効果が期待できない
・テーマ選定・記事作成に一定のスキルが必要

効果的なメルマガ配信の方法については、こちらの記事もおすすめです。

▼「休眠顧客を掘り起こすメール例文をご紹介!低コストで案件獲得」

以上の内容をまとめると

比較的、低予算から始めたい人におすすめなのが

・コンテンツSEO
・リスティング広告
・SNSアカウント運用
・SNS広告
・メルマガ配信

ブランディング目的で利用するなら

・コンテンツSEO
・SNSアカウント運用
・メルマガ配信

なるべく早く効果(利益)を出したいなら

・リスティング広告
・リマーケティング広告
・SNS広告

といったWEB施策を検討すると良いでしょう。

失敗しないWEB集客方法の選び方

ウェビナー ビジネスマン

最後に数ある「WEB集客方法」の中から、自社にぴったりの集客方法を選択し、効果を出すために重要な「3つの考え方」をお伝えします。

1.目的とターゲットに沿ったWEB集客方法を選ぶ

まずは自社が施策を打つ「目的」と「ターゲット」を明確にしましょう。2点から逆算することで、より目的やターゲットに合致した集客方法を選べるためです。

目的に沿った選び方
・ユーザーと長期的な関係づくりがしたい →メルマガ配信やコンテンツSEO
・今月からすぐに利益をあげたい → リスティング広告・SNS広告・リマーケティング広告

ターゲット層にあわせた選び方

・20代の美容関心度が高い女性 → 20代女性の利用率が高い、InstagramやYouTube・美容メディアへ広告を出稿する

といった具合です。

2.自社商品と相性の良いWEB集客方法を選ぶ

商品やサービスの特性に合わせて、集客方法を選ぶ視点も重要です。「キーワードで検索されやすい商材か」「ビジュアル重視の商材か」「文章で伝えるのが効果的な商材か」など、商材の属性によって、最適な集客方法が異なるためです。

自社商品の特性にあわせた選び方

・「福岡市 リフォーム工事店」などキーワードで検索されやすい商材 → リスティング広告、コンテンツSEO
・「レンジでゆで卵を作る機械」のような、認知度は低いもののニーズのある商品 →(潜在的なニーズへ訴えるため)SNS広告、SNS運用、コンテンツSEO  など

3.軌道に乗るまでは、外注やコンサルを検討すると失敗しづらい

選び方ではありませんが、いずれの集客方法でも「運用が軌道に乗るまでプロの力を借りる」ことでより成果が出しやすくなります。仮に適切な集客方法を選定しても、運用方法が間違っていれば思う様な成果を出すことはできません。

特にWEB集客を始めたてのタイミングで社内に十分なリソースがない場合は

・運用を外注に任せる
・最初の数か月間、外部のコンサルティングを入れる

など専門家の力を利用することで、時間や予算を無駄にせずWEB集客に取りめるでしょう。

まとめ

今回は「WEB集客」をテーマに、主要なWEB集客方法の特徴や、失敗しない集客方法の選び方について解説しました。やみくもに実践するのではなく、自社商品や顧客像との相性・施策をうつ目的を踏まえた上で、成果を最大化できるWEB集客方法に取り組んでください。
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