2020.12.17
読了まで:3分
代表の廣瀬です。
現代人類が直面したことのないコロナ禍という、多方面において物事の本質があぶり出されたこの状況下、弊社CX Value Lab株式会社は2020年3月26日に創業し、早くも最終の四半期に突入することができました。
それもひとえに諸先輩方を始め、友人、仲間の支援とメンバーの尽力があってこそと日々感謝するばかりです。この場をお借りして厚くお礼申し上げます。
さて、この度弊社ではWEBサイトをリニューアルいたしました。
以前の静的なランディングページのような状態から、株式会社リクト様のご協力を仰ぎ、能動的に発信ができるサイトを構築することができました。
今後は少しずつ私の稚拙なコラムやメンバー、事例のご紹介などもご紹介していきたいと思っています。
さてこのCX Value Lab株式会社とはどのような考えで起業に至ったのか。2020年3月に私が某ブログメディアに書いたものを紐解き、振り返ることにしました。
街角の子供を見る度に、そして自分の子供の夢を聞く度に、彼らが希望を持ち夢を現実のものとして描くことができる未来はやってくるのだろうか、そんな焦りを日々感じていました。(中略)では彼らにはそんな未来が届けられるのか。素晴らしい未来を彼らに届けることができるのか。
もし1ミリでも懸念があるとすれば、私たちは立ち上がるべきではないか。一歩を踏み出すべきではないか。2019年の9月、自身の原体験と共に、何かを成し遂げるための志が立った、その瞬間でした。自分に対して与えられた期待役割をこなし、同社のミッションを通じ日本並びに世界に対して広く良い世界を創るか。それとも、自ら立ち、小さな影響範囲ではあるが、地域社会に貢献するか。貢献する面を取るのか、深度を取るのか。そのような時に出会った言葉、それが伝教大師こと最澄法師のことば。
「一隅を照らす、これ即ち国宝なり」
私のような小さな存在であっても、片隅を照らし、良くすることが、国家全体を良くする。この言葉と出会って、志は固まりました。▼note「一隅を照らすための旅のはじまり」
https://note.com/hirose/n/n3e86c3bafd4c
私にとっての原体験、それは自営業の母の姿です。
母は私を大学に送り届けると、自分の夢を具現化するべく、小さな居酒屋を開始しました。その居酒屋はそこそこ評判を呼び、お陰様で店舗を移転するたびに席数が増え、お客さまが増えというお店でした。そんな母ですが、日付が変わる頃の帰宅後にはいつも愚痴ばかり。その愚痴を聴きながら、数えていた伝票の山。少し老眼に入りつつあった40代、手書きの伝票をノートに転記する、その作業をよく覚えています。
また、飲食店にとって大きなインパクトのある変化が起きるたびに、母の愚痴は熱を帯びます。どうしたら安定的に集客できるのか。お客さまが来るのか。そんなことばかりを聴き、「母は事業を始めたことで苦しみを背負ってしまったのではないか」。私からはそう見えてしまいました。そしてそれが私にとって今の志=創業につながる原体験でした。
創業して9ヶ月。旅の仲間も増え、ご理解頂けるステークホルダー、そしてクライアント様のお陰で、少しずつですが一隅を照らさせて頂いています。そして、母のような「事業が苦行になる」のではなく、企業と働く方々が幸せになる、そんな中小企業やベンチャー企業を少しでも共に創りたい。そんな想いを強く持ち、これからもクライアント様と共に走り続ける=伴走し続けます。
今後ともCX Value Lab株式会社をどうぞよろしくお願い申し上げます。
CX Value Lab株式会社 代表取締役CEO / ディレクター / コンサルタント
廣瀬 隆彦