コラム

PEST分析 – 自社をとりまく外部(マクロ)環境を見える化する

2022.01.11

新型コロナウイルスをきっかけに、社会や経済動向が変わる中、今までのやり方が通用しなくなってきたなと感じることはありませんか?今回は、自社を取り巻く外部(マクロ)環境の分析手法である、PEST分析についてご紹介します。

PEST分析とは

デザイン思考とは、ユーザーの観察を通じて顧客に共感し、課題を定義した上で、試作品(プPEST分析とは、政治、経済、社会、技術の4つの要素に大きく分けて、その時代の動向を整理するためのフレームワークのことです。業界によって注視すべき要素が異なるため、自社が所属する業界にとって影響力の大きい要素を特定し、整理できるとよいでしょう。

PEST分析 – 4つの項目

PEST分析は、【Politics(政治)・Economy(経済)・Society(社会)・Technology(技術)】の4つの観点において、外部環境を分析します。これらをもとに自社が置かれている状況を客観視することで、社会的なニーズや市場の変化を予測した戦略を考えることができます。

PEST分析の例

例えば、コロナ禍で拡大が期待されている業界の一つとして、「オンライン診療サービス」が挙げられます。インターネット通信技術の進化に加えて、外出自粛の影響で必要に迫られたサービス利用者のデジタルリテラシーも高まっており、業界にとっては追い風です。

しかし、ここで立ちふさがるのが、法規制の存在です。患者が望めばいつでもオンライン診療が受けられるかというとそうではなく、疾病の見落としや誤診を防ぐため、<初診は原則対面>といった規制が設けられてきました。つまり、オンライン診療サービス業界では、「政治」の影響力が強いと言えます。

このように、時代の流れによって業界に対して影響力の強い要素が変化したり、その風向きが変化する可能性があります。先の例に挙げたオンライン診療における法規制は、コロナ禍での対面リスクや消費者の利便性を鑑み、規制を緩和する動きが見られます。

時代の変化に適応できる企業であり続けるためには、定期的に「環境分析」をおこなう必要があります。PEST分析は、いつの時点での動向なのか、将来どう変わっていくと予想されるか、などの点が重要視されます。それを踏まえ、3C分析も行った上で業界としての成功要因(KSF)を特定してみましょう。

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