コラム

カフェの集客力をアップする新規顧客・リピーター獲得に有効な7つの方法

2022.01.17

・カフェを経営しているが、集客力に不安がある。
・一度来店してもらっても、再来店に繋がらない。
・数ある集客方法のうち、自分の店に合う方法がわからない。
・なるべく費用をかけず、集客できる方法を知りたい。

今回はこのような集客力や集客方法にお悩みのカフェ経営者様にお伝えしたい、集客力を高めるために実践すべき7つの取り組みをご紹介します。カフェに限らず飲食業や小売店を営む方にも参考にしていただける内容ですので、ご一読いただければ幸いです。

カフェの集客力をあげるため最初に考えるべき3つのこと

集客力を高めたいと思った場合、闇雲にあらゆる手段へ手を付けるのではなく、まずはカフェの現状を明らかにすることが重要です。最初に考えるべき3つの項目をご紹介します。

1.競合に負けない強み・魅力は何か?

まずは競合店舗にはない、自店の強みや魅力を明らかにすることが重要です。強みを的確に活かした宣伝活動をすることで、より効率的で費用対効果の高い集客戦略が立てられるためです。

【自社の魅力の例】

・高級感のある店内でゆったりと非現実的な空間を味わえる
・珈琲が1杯300円とリーズナブルな価格帯で利用できる

・カラフルで写真映えするデザートメニューが充実している
・無添加食材にこだわり、健康的でヘルシーな食事を楽しめる

客観的な視点を取り入れたい場合は、お客様へアンケートを依頼する方法もおすすめです。

・なぜ来店しようと思ったか?
・なぜリピートしようと思ったか?
・どういった目的でカフェを利用したか?
・他店に比べて魅力的に感じる部分は何か?

などのお客様の声を参考にすることで、新たな自社の強みを見出せる可能性があります。

2.ターゲットは明確か?

ターゲットを明確にすることで、カフェのコンセプトや売り出し方・効果的な集客方法を戦略的に検討できるようになります。

ターゲット像は「女性」「学生」など大雑把なものではなく、より具体的に掘り下げたものを設定すると良いでしょう。

ターゲットの例

・10代~20代の流行りものが好きな、SNSを利用する女性・カップル。
・商談や打ち合わせでカフェを利用したい、20代後半~50代のビジネスマン。

・糖質制限をしているダイエット・筋トレに関心の高い20代~30代の男女。

ターゲットを絞り込むことは自社戦略が明確化するだけでなく「どういったカフェなのか」「自分に合ったカフェなのか」を、お客様の目線からも判断しやすくなる(結果的に来店を促しやすくなる)というメリットも備えています。

3.立地は適切か?

店舗集客の大きな鍵を握るのが「立地の良さ」です。カフェのコンセプトやターゲットによっても出店すべき立地条件は異なるため、顧客像や収益モデルから逆算して、最適な出店場所を選択しましょう。

立地を検討するとき考えるべき条件
・人通りは多いか?少ないか?
・どういった客層の多いエリアか?
・家賃はどのくらいか?
・時間帯による客層・人の動きはどんな具合か?
・周辺に競合や飲食店は多いか?

メニューが安価な回転率重視のカフェであれば、多少賃料が高くても人通りの多い道に面した繁華街やビジネス街が望ましいでしょうし、ゆっくり落ち着ける隠れ家的なコンセプトのカフェであれば、やや大通りから外れたスペースの確保しやすいエリアに出店する方が望ましいかもしれません。

自社により効果的な集客方法を選択するためにも、まずは基盤となる「自社の強み」「ターゲット」「立地条件」を見直し、整理することが重要です。

カフェの集客力をあげる7つの取り組み

カフェの強みやターゲットを洗い出すことで、自社のコンセプトや客層に合致した「集客方法」を選択できるようになります。実践すべき、集客に繋がる7つの取り組みをご紹介します。

1.Googleマイビジネスを活用する

Google マイビジネスとは、自店舗の住所や営業時間などの情報を登録することで、Google検索やGoogleマップなどに、店舗の情報を無料で掲載できるサービスです。

Googleマイビジネスに情報を設定することで、「店舗名」をスマートフォンやパソコンで検索すると、以下のように店の地図や営業時間・口コミなどが表示されます。

また「カフェ」「ラーメン屋」「美容院」といった店舗ジャンルをGoogleで検索すると、現在地の近隣にあるカフェやラーメン屋が自動で表示されますが、これもGoogleマイビジネスの機能によるものです。近隣ユーザーの集客に力を入れたいローカルビジネスにおいて、Googleマイビジネスの設定は必要不可欠といって過言ではありません。

後述する「食べログ」などグルメサイトや、 UberEatsのような宅配サービスの店舗ページとの連携もできるため、よりスムーズな来店や宅配注文を促すことが可能です。

2.食べログなどグルメサイトに掲載する

食べログやぐるなびといった飲食専門のポータルサイトに店舗情報を掲載するのも、集客力アップを狙う1つの方法です。国内最大級のグルメサイトである食べログには月間7,500万ものユーザーが訪れるなど、グルメサイトを使って飲食店を探すことが、今や多くの人にとって当たり前の時代であることがわかります。

料金体系は掲載料として月に1~10万円、予約1件につき数百円の手数料が発生するという仕組みが一般的なようです。広告費が発生するデメリットはありますが「知名度を挙げる」「新規顧客の獲得につながる」という点で、利用者の多いグルメサイトへの登録が集客に効果的なことは間違いありません。

3.ホームページを作成する

ホームページの作成は、顧客からの信頼を得る上で重要な項目です。作成直後から大きな集客力アップが期待できるわけではありませんが、店のコンセプトやメニュー・料金がわかりやすく提示されたサイトを持っておくことは、長期的な視点でみると集客の大きな武器となります。

より認知度を高めたいのであれば、SEOを意識したブログ記事の発信や、後述するSNS運用とうまく連携することで相乗効果が見込めるでしょう。ホームページの制作費は10万円程度~数百万円と幅広いですが、まずは手頃な価格帯から作成を依頼する・あるいは個人で手軽に作れるものから始めてみるのがおすすめです。

4.SNSアカウントを運用する

いまや飲食店にとって欠かせない集客ツールである「SNS」は、とりわけ若者利用者の集客力アップに大いに役立ちます。

とくにカフェ店舗と相性の良いSNSツールとして

Twitter
Instagram
Facebook

などが挙げられます。

Twitter

「リツイート」という他者の投稿を自身のタイムラインに表示させる機能があり「拡散力」の強さが特徴のTwitterは、認知度を高める目的で使用するのに最適です。カフェの情報をユーザーにリツイートしてもらうことで、より多くの人にカフェのことを知ってもらう機会が生まれます。うまくツイートが拡散されれば、1つの投稿を数百・数千人のユーザーに見てもらえる可能性もあるでしょう。

またリアルタイムの情報発信・収集に長けているため、その日の営業時間や季節のメニュー・イベント情報などを通知するのにも向いています。

Instagram

写真や動画などビジュアル投稿をメインとしたInstagramは、視覚的な情報が重要なカフェ集客と非常に相性の良いツールです。いわゆる「インスタ映え」を狙った写真映えするメニューが話題になり、Instagramからの集客に成功している飲食店も少なくありません。また10代の利用率が65%、40代でも40%など利用者の年齢層も幅広いため、比較的広い年代にアプローチできる点でも魅力です。

最近では「ストーリーズ」や「リール」などの動画機能を活用することで、店内の雰囲気やメニューの魅力をよりリアルに配信し、集客効果をあげている飲食店も多く見られます。

Facebook

他SNSサービスと異なり実名登録が基本となるFacebookは、よりクローズドな環境で顧客と深いコミュニケーションを取るのにおすすめです。

Facebookではビジネス利用に最適な「Facebookページ」を作成でき、企業名や商品名・ブランド名でアカウントの作成が可能。アクセス解析が無料でできたり、上限なくフォロワーを増やせたりと、カフェ集客に適した機能が備わっています。

また主な利用者層が30代~50代と比較的高めであるため、この層の集客に力を入れたい場合、ぜひFacebookを活用したいところです。

5.ポスティング

ローカルビジネスにおけるチラシの集客効果は侮れません。特に年齢層の高いユーザーを集めたい場合、近隣エリアへのポスティングは効果的な手段の1つです。

チラシの作成時はカフェの雰囲気やメニューの魅力が伝わる、写真を多用したわかりやすいデザインを心がけましょう。来店特典やクーポンをうまく組み合わせることで、よりユーザーの関心を引きやすくなります。

6.スタンプカードの配布

スタンプカードとは、来店回数や会計金額に応じてスタンプを付与し、貯めたスタンプ数に応じて割引や特典を受けられるサービスです。小売店や美容室などで導入している店舗も多いですよね。

「スタンプを貯める」という行動が顧客の再来店を促すため、リピーターやファンの獲得に有効な手段です。ポイントカードと異なり「紙」仕様のものが多く、初期費用をかけず手軽に導入しやすいといったメリットもあります。

7.LINE公式アカウントの運用

スマホユーザーのほとんどが利用しているLINEを活かした、公式アカウントの運用もファンづくりに効果のある方法です。メルマガの要領で、LINEをフォローしているユーザーに向け、新作メニューやキャンペーンの情報を配信し来店を促します。

LINEを通じて定期的に情報を発信することで、お客様にカフェの存在を思い出してもらうきっかけが生まれ、長期的な関係を育むことが可能です。

また「ショップカード」というオンライン上でポイントカードを使える機能も備わっています。利用者はスマートフォン上でポイントを受け取れるため、カードを持たない若年ユーザーにも、ポイントカードを活用したアプローチが仕掛けられます。

まとめ

今回は「カフェの集客」をテーマに、集客力を高めるための取り組みについてご紹介しました。オンラインでの情報収集が一般的になった昨今では、WEBを通じた集客に力を入れることが、飲食業界でも必要不可欠となりました。一方で地域に根差した店舗づくりにおいては、チラシ広告やポイントカードの活用といったアナログな手段が効果的な場合もあります。

まずはカフェの現状を整理することで、ターゲット層にあった、あるいは店舗の強みを活かせる集客方法を厳選することから始めてはいかがでしょうか。

CX Value Labでは集客をはじめ、企業様のビジネスに関するお悩みを幅広くお聞きし、それぞれに最適な戦略提案をおこなっております。また中小企業の戦略立案に役立つコラム記事を多数配信しておりますので、ぜひそちらも覗いてみてくださいね。

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