コラム

VC分析 – 業務活動を切り分けて付加価値を見出す

2022.02.08

新型コロナウイルスをきっかけに「中小企業にある限られた経営資源をどう分配するか?」見直されています。今回は、自社の強みがどのプロセスにあって、どこに注力すれば業界内で有利なポジションを取れるかを考えるフレームワーク、VC分析についてご紹介します。コストを抑えて付加価値を大きくしたい、利益を最大化させたいという方は必見です!

VC分析とは

VC分析とは、企業の活動を【企画・開発、生産、物流、販売・マーケティング、アフターサービス】などの機能に分解し、「どの業務工程で、どのような付加価値が生じているか?」を分析するフレームワークです。

業界の成功要因(KSF)を探り、満たすためにすべきこと

安定した需要がある市場で、顧客の需要に対して即納することがKSFであると仮定した場合、自社で生産ラインを所有し生産リードタイムを短縮することでKSFへ整合させます。

また、国内の原材料市場における供給量の不足や流通上の問題があれば、原材料の仕入れを安定させるために海外メーカーから調達するなどが考えられます。

業界のKSFを満たすために、各業務工程のどの部分に投資を行い、付加価値を生み出すことが競争優位性を築くことにつながるか】を考えるということが重要です。

このように、VC分析を通じて企画、生産、物流、販売等という機能分解したときに、どの機能において、その企業の強みや特徴が出ているのか、それがどのようにコストや顧客価値に結びついていくのかを把握することができます。
また、バリューチェーンを通して自社の戦略に一貫性があるか、というのも注目すべき点です。

業界のKSFを満たすための戦略と、各バリューチェーンが整合していることで、競争優位性を高めていくことができるのです。

企画/開発、生産、物流、販売/マーケティング、アフターサービスetc…業務活動を切り分けて付加価値を見出すVC分析は、中小企業がこれから生き抜いていくために重要です。
付加価値とは、【企業が生産によって生み出す、製品やサービスにプラスされた他社にはない独自の価値】を指します。付加価値が出せていない製品やサービスは求められなくなり、これからますます淘汰されていくでしょう。

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