2022.02.22
新型コロナウイルスをきっかけに自社の見直しを行っている企業さまは多いのではないでしょうか?
今回は、企業の利益を最大化するために欠かせないフレームワーク「7S分析」についてご紹介します。どんな業界、どんな規模の企業でも活用できるので、自社の全体像を見直したい・組織の再編成を考えている方は必見です。
7S分析とは、自社の組織能力を評価するフレームワークです。組織マネジメントにも欠かせない知識として知られています。会社の特徴をあらわす7つの「S」をご紹介します。
「ハードの3S」は、企業の仕組みに関わる特徴です。経営者の意思決定により短期間に変えやすいため、まずはここを変えようとする組織は多いと思われます。
Strategyとは、内部環境や外部環境から見た自社の強みを把握して、市場でのポジション、事業を伸ばす方向性を決定することです。
自社の強みを発見するフレームワーク「SWOT分析」について詳しく知る↓
Systemとは、経営や情報管理のための制度のことです。給与や人事評価の制度・システムも含まれます。
Structureとは、企業内の組織構造を示します。企業内で果たす役割に応じて組織が編成されているのかなどを見ます。
「ソフトの4S」は、企業に所属する人に関わる特徴です。組織の構成員の意識や行動がじわじわと変わってきて形作られるものであり、短期間で変えるのは難しいとされています。
Staffは、採用や人材育成の方針や傾向を表します。
Styleとは、社風や組織文化などと呼ばれるものです。
Skillは、営業力や技術力など、企業に備わっている能力のことです。
Shared Valueとは、企業の掲げる目的や目標、経営理念、ビジョンやミッションを指し、すべての社員が持っている価値観のことです。それぞれの要素と結びついている重要な要素です。
ソフトのSは、その企業の文化や価値観に基づき、長い年月をかけて培われたものであり、簡単には変えられません。そして、他社が簡単に真似することもできません。
自社のソフトSに合った経営戦略を選ぶことで、「他社に模倣されない」仕組みを構築できます。
各要素同士には深い関連性があります。各要素との整合性を考えることが重要です。
1要素の観点からではなく全体をみながら改善施策を考える必要があります。
組織のメンバー全員に「共通の価値観」があることが大切です。
そうすることで社風やカルチャーが形成され、それに合う人材が集まり、必要なスキルやシステムが定まります。価値観の共有は組織づくりにおいて欠かせません。
7S分析で企業の全体像を把握し、課題や問題点をどのようにして解消していくかが重要です。
企業のより根幹にある「ソフトの4S(人材・スタイル・能力・共通の価値観)」の改善には時間が掛かるため、見直しやすい「ハードの3S(戦略・制度・組織)」に着手してしまいがちです。
しかし、戦略だけ変えても実行できる人材がいなければ意味がありません。逆に、優秀な人材がいても、仕組みや組織が確立されていなければ能力を発揮することはできません。
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