コラム

Googleを活用したローカルSEO対策とは?集客を成功させる6つのコツを紹介

2022.03.17

スマホのトーク画面

「インターネット経由の集客に伸び悩んでいる」という飲食店や店舗さんに、まずおすすめしたいのがGoogleビジネスプロフィールを活用した「ローカルSEO対策(MEO対策)」です。

  • 難しい操作が必要なく、個人で設定できる
  • 無料で始められる
  • 小さくスタートして大きな成果が得られる
  • 熱量の高いお客さんを集めやすい

など、一般的なWEB集客施策にくらべて「始めやすく費用対効果が高い」点が、ローカルSEO対策の大きな魅力です。

この記事では、はじめに「Googleを活用したローカルSEO対策」の概要について解説し、「Googleビジネス プロフィール」の設定方法や、上手く運用するための6つのコツについてご紹介します。

Googleを活用したローカルSEO対策とは?(Googleビジネスプロフィール)

近年ではGoogleマップを活用して、各エリアの飲食店やサービス店舗を探すことが一般的になりました。こういったユーザーの変化を受けて「Googleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)」を活用することで、検索結果の目立つ位置に自社情報を表示させたい」と考える企業や店舗も少なくないでしょう。

このように「Googleビジネスプロフィール」の機能を使って、Googleマップ上に自社の位置や情報を反映させる施策ローカルSEO対策(MEO対策)と呼びます。

【具体例】

「福岡市で美味しいラーメンが食べたいなあ」と、あなたがGoogleの検索画面から福岡市  ラーメンと検索します。

すると検索結果の最上位には「各ラーメン店の情報」と「ラーメン店の場所を示した地図」が表示されます(下記赤枠の部分)。

この赤枠で示したGoogleビジネスプロフィールのリストのことを「ローカルパック(ローカル検索結果)」と呼び、ローカルSEO対策をしっかりおこなうことで、より目立つ位置に自社情報を表示することができます。

また実際に福岡市まで足を運び、現地で「ラーメン」と検索をかけた場合も、ローカル検索結果の枠には福岡市エリアのラーメン店情報と地図が表示されます。

ちなみに今回ご紹介するローカルSEOは「Googleビジネスプロフィール」を扱った方法ですが、Yahoo検索に対するMEO対策まで出来ればさらにベストです。というのも国内の検索エンジンシェア率は、PCの場合で「Google  77%Yahoo! 14%・Bing  8% 」、スマホでは「Google  75%Yahoo!  25%」と、実はスマホユーザーの約4分の1が「Yahoo!」の検索エンジンを使用しているためです。

Yahoo!でGoogleビジネスプロフィールと同機能を果たす「Yahooロコ」も、合わせて設定するのがおすすめです。

飲食店やサロン、中小企業は必ずローカルSEO対策に取り組むべし

結論からいうと、ローカルSEO対策は全ての店舗・企業が取り組むべき施策です。やるメリットの多さに比べ、その代償はほぼありません。

とりわけ「集客力に悩みがある」という飲食店や個人サロン、地方の店舗や企業は力を入れて対策することをおすすめします。

【ローカルSEO対策が必須な理由】

  • 無料で始められる集客ツール

(それ故、競合他社も取り組んでいる可能性が高い)

  • SEO対策より簡単に早く効果がでる
  • 収益に直結するお客さんと、繋がりやすい

1.無料&自力で始められる

基本的に必要な全ての設定を無料でおこなえる上、設定に必要な所要時間も半日~1日程度と、手軽に始めやすいのがGoogleビジネスプロフィールの大きな魅力です。

最近ローカルSEOの高まりに応じて「上位表示するローカルSEO(MEO)対策を有料で引き受けます」という業者さんがすごく増えていますが、きちんとやり方さえ調べれば自身で十分に取り組める難易度です。

2.SEO対策より簡単に早く効果がでる

SEOで上位検索を狙う場合、ジャンルの難易度や記事の本数にもよりますが、最低でも3~4カ月・通常は半年~1年ほどの期間が必要となります。また「毎月4本ぺースで記事を投入する」など、記事の作成にもそれなりの時間や人件費を要します。

対するMEOは早ければ1~3カ月以内に効果を発揮できるため、かける労力に比べ費用対効果が大きいというメリットがあります。

3.収益に繋がりやすいお客さんと繋がりやすい

例えばGoogle検索で「渋谷 ネイルサロン」と検索するユーザーの目的は何でしょうか?

  • 渋谷駅から近いネイルサロンを知りたい・予約したい
  • ちょうど渋谷駅にいて、いま営業中のネイルサロンに行きたい
  • 後日、渋谷に行く用事があるので、ついでに駅近のネイルサロンへ寄りたい

など検索の意図は様々でしょうが、全てに共通しているのが「お客さんの熱感が高い」「即日あるいは短期間で申し込みや来店に繋がる」という点です。

ローカルSEOのキーワードである「地名+企業ジャンル」「地名+店舗ジャンル」は、自ずと来店や購買意欲の高い人を集客するキーワードです。うまく対策し上位表示できれば、かなり効率的な集客を見込むことができます。

Googleを活用したローカルSEO対策のやり方をわかりやすく解説

それではローカルSEO対策の、具体的な取り組み手順について見ていきましょう。

手順1.「Googleビジネス プロフィール」を導入

Googleビジネス プロフィール」より「今すぐ開始」をクリックし、設定を進めていきます。作成には「Googleのアカウント(およびGmailアドレス)」が必要なため、未取得の方は「Google アカウントの作成ページ」から取得します。

手順2.必要事項をすべて丁寧に入力する


ビジネスプロフィールの手順に沿って、店舗・企業の営業時間や住所・電話番号など、最低限必要な情報を正しく入力していきましょう。

項目としては以下のようなものがあげられます。

  1. 住所
  2. 電話番号
  3. 営業時間
  4. わかりやすいビジネスの概要
  5. カテゴリ属性
  6. 自社サイトのURL(あれば)
  7. 店舗やメニューの写真

これらの項目は、登録を終えた後からでも修正可能です。まずは分かる範囲で必要項目を埋め、Googleビジネスプロフィールの登録を完了しましょう。

手順3.運用しながら細かな情報を足していく

手順2までの情報を入力したら、最低限のローカスSEO対策は完了です。

それ以外にも

  • 詳しいメニューの名前や価格・写真の掲載
  • Google経由のオンライン注文管理
  • (自社サイトがない人向けに)Google上での簡易サイトの作成
  • ユーザーからの質問対応

など各種機能が備わっているため、運用しながら必要情報を少しずつ足していくと良いでしょう。競合他社の掲載情報をリサーチする、あるいは検索結果の上位に表示される企業の内容を参考にするのがおすすめです。

ローカルSEO対策で集客を成功させる6つのコツ

最後に企業がローカルSEO対策を成功させるために知っておきたい、6つのコツについてご紹介します。

  1. 写真にこだわる
  2. 口コミの数と内容にこだわる
  3. 説明文にはユーザーが引っかかるキーワードを盛り込む
  4. お客さんの質問には迅速・丁寧に対応
  5. 営業時間変更や臨時休業は即座に情報をあげる
  6. マメに更新する

1.写真にこだわる

ローカルSEOにおいて「掲載する写真」選びは非常に重要です。ユーザーの多くは登録された写真を参考に、来店するか否かを判断するからです。

追加する写真は多ければ多いほど良いですが、30枚を目標に最低10枚ほどアップしましょう。写真を選ぶ際は「どんな写真があれば来店したいと思ってもらえるだろう」と、顧客の視点に立って検討することが大切です。

例)
・写真映えするスイーツを食べたい → いちおしデザートの美味しそうな写真

・雰囲気の良い店を選びたい → スタッフが笑顔で接客する写真
・ゆったりとくつろぎたい → 席と席のスペースがしっかり確保された内装写真

2.口コミの数と内容にこだわる

写真と同じくらいユーザーの判断に影響を与えるのが「口コミ」の評価です。ローカルSEOの口コミで大事な指標は

  • 点数(星の数)
  • 口コミ総数
  • 口コミの内容

の3点です。

良い口コミが多く集まるほど集客力が増す一方、「低評価ばかり」「口コミが一切ない」店舗や企業は、それだけでユーザーに敬遠されてしまいます。

実際、過去に「レビュー評価で5点満点中、1点~2点」ばかりをもらってしまい、集客が激減したクリニックや整体院の例もありました。

ポジティブな口コミをたくさん集めることが重要なので、来店してくれたお客さんに口コミを依頼するなど、積極的に良い声を集めるための働きかけをしていきましょう。

3.説明文にはユーザーが引っかかるキーワードを盛り込む

店舗や企業の「ビジネス内容の概要」項目には、ユーザーが「地名+カテゴリー」に追加で入力しそうなキーワードを意識して盛り込むのがおすすめです。理由としてはより検索からヒットする可能性を高めるためです。

例えば「新宿駅+美容院」のキーワードでローカルSEO対策をするのであれば、「新宿駅+美容院+メンズ」「新宿駅+美容院+おすすめ」といったキーワードで検索されることが予想されます。

この場合『メンズ』や『おすすめ』といったキーワードを、説明文に自然と取り入れるといった具合です。

これらの関連キーワードを調査するには、実際に「新宿駅+美容院」と検索窓へ入れてみて、予想されるワード候補を確認する方法が最も手軽でしょう。

またキーワードも闇雲に取り入れるのではなく、来店したお客さんがガッカリしないよう自店に合致したものだけを選択するようにしましょう。

4.お客さんの質問には迅速・丁寧に対応

Googleビジネスプロフィール上でお客さんからの質問を受け付け、応答することも可能です。質問がきた場合は迅速かつ丁寧を意識することで、来店へつなげる・あるいは悪い口コミがつくリスクを減らすことが重要です。

お客さんからの口コミが付いた際も同様に(特にネガティブな評価がついたときほど)丁寧さとスピード感をもった対応をおこないます。

5.営業時間変更や臨時休業は即座に情報をあげる

急な営業時間変更や定休日など、掲載情報と実際が異なる場合は、なるべく迅速に最新の情報をアップしましょう。時間外や定休日に誤って来店されてしまうリスクを防ぐためです。

とくに昨今はコロナの影響もあり、営業時間の変動が起きやすい時期でもあります。常に正確な情報を提供することで、顧客はもちろんGoogleからの信頼も積み上げていきましょう。

6.マメに更新する

先述したように「常に正しい情報を掲載する」あるいは「投稿機能で小まめに呟く」など、高頻度で情報を発信することも重要な施策です。

Google的にもっとも回避したいのは、既に閉店したり移転した店舗・企業の情報を、誤ってマップ上に掲載し続けてしまうことです。

そのためマメに更新をおこなうことでGoogleに「きちんと店が稼働していること」をアピールでき、検索結果の上位をキープしやすい状態を作ることができます。

設定したまま放置するのではなく定期的に内容を見直し、必要な情報を付け加えたり写真を追加でアップロードしたり、コツコツとした活動を継続しましょう。

まとめ

今回はGoogleマップを活用したローカルSEO対策について、その具体的な方法や気を付けるポイントなどをご紹介しました。

もし現時点で「Googleビジネス プロフィール」の設定が手つかずになっている、あるいは情報漏れがあるという店舗や企業さんがあれば、今すぐにでも着手いただくのがおすすめです。

サクッと取り組める費用対効果の良いローカルSEO対策で、WEB集客力を伸ばしていきましょう。

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