2023.06.15
目次
「Society5.0」で示される目標や姿こそが、当社のパーパス「共感と思いやりに満ちたやさしい社会をつくる」やタグライン「やさしい社会をつくる」の目指すゴールとして位置づけており、その実現に向けて一隅から照らす、という信念を持って取り組んでおります。
向こう1ヶ月以内に、「Society5.0」において、会社経営はどのようにあるべきかのインフォグラフィックを策定し、公開する予定ですが、今後このコラムでも企業がSociety5.0の実現に向けてどのような経営を実現していくのか、またその周辺情報や事例などについて紹介して行きたいと思います。
Society5.0とは、政府、経団連が中心となり提唱するビジョンであり、第四次産業革命の到来によってもたらされたデジタル技術の進化を活用し、人間中心の社会を実現することを目指すものです。
具体的には、AI(人工知能)、IoT(モノのインターネット)、ビッグデータ、ロボット工学などの技術を活用して、社会全体の持続可能な発展と人々の幸福な生活を実現することを目指しています。
出典:経団連 YouTube (https://www.youtube.com/watch?v=xQnnAih8KIo)
Society5.0とはあくまで持続的な人間中心の社会を創るという点で、SDGsや環境に対してもテクノロジーを活用して維持・改善していくということが期待されるのです。
当社で目指す「やさしい社会」、そして当社が冠している「Customer eXperience」は、人間的であることを重視しています。
理屈だけでも、また感情だけでも実現できない顧客体験価値が社会を包む姿こそ、このSociety5.0が目指す「人間中心の社会」とも通じています。
では、私たちの企業がSociety 5.0の実現に向けて何をなすべきか、どのような経営戦略を展開すべきか。
まず第一に、顧客体験の最適化を重視します。
私たちのコンセプトである「やさしい体験をつくる」ことは、Society 5.0の実現においても重要な要素と考えます。
デジタル技術の進化とデザイン思考、そして共感によって顧客理解を高めるということが実行可能です。
企業の役割は、顧客の求める体験を実現するような革新的なサービスや製品を提供することです。
デジタルテクノロジーの活用により、顧客との接点を強化し、よりパーソナライズされた体験を提供することが可能です。ここを目指さないということはありえません。
次に、オープンイノベーション推進。
Society 5.0の実現には、異なる分野や企業との協業が不可欠です。
当社ではその実現に向けて、共創する基盤となるべきコミュニティを今後設計、導入していく予定です。
具体的には、規模関係のない企業、スタートアップ、行政、大学など、皆様の連携を積極的に高めるような機会を創出し、新たなアイデアや技術が生まれることを目指します。
次に、人材育成や人材の流動性を高める取り組みも行います。
人間中心の社会を創るのもヒト。
人的資本という言葉もありますが、従業員のスキルや能力を向上させ、デジタル時代に求められる知識や技術を習得できる環境を整えます。
継続的な教育やトレーニングプログラムを提供し、従業員の成長とイノベーションの源泉となる人材を育成します。
最後に、持続可能性を重視します。
Society 5.0の実現は、単なる技術革新だけではありません。
環境への配慮や社会的な責任も重要な要素です。
持続可能なビジネスモデルの構築を推進します。
CSV(Creating Shared Value)や環境負荷の軽減に積極的に取り組むことで、持続的な社会の形を残していきたいと思います。
今回は企業がSociety 5.0に取り組む際の要諦について、簡単ですが挙げて参りました。
変化が激しい社会の中で、常に新たな挑戦と柔軟な対応が求められます。
私たちは、顧客体験価値をコンセプトに、創造的な発想とコミュニティ、そしてクライアント様の事業価値最大化を通じて、Society 5.0の実現に貢献し、より豊かで持続可能な社会の実現に向けて努力してまいります。
今後も不定期にて、Society5.0について連載して参ります。
廣瀬隆彦(CX Value Lab株式会社代表取締役)
エンターテイメント企業でアーティストのマーケティングや直販ECサイトなどの新規事業に従事、世界的レストランチェーンのマーケティング責任者や最大手フリマアプリ企業のカスタマーサービスのマネジメントを経て、CX Value Lab株式会社を創業。
SaaSベンチャー企業の支援や中小企業の新規事業・DX化支援などを中心に、社内起業家の育成なども行う。グロービス経営大学院大学卒業(経営学修士・MBA)
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