コラム

なぜ中小企業はマーケティングができない?普及しない4つの理由

2021.01.20

中小企業・マーケティング

中小企業のマーケティングには、予算、人手、スキルなどさまざまな課題があります。
マーケティングは顧客獲得や安定的な収益を見込むための重要な考え方・戦略です。
中小企業がマーケティングを行う上で障壁となる課題は一体何でしょうか?

【中小企業のマーケティング活動において障壁となる4つの課題とは?】

【1】中小企業ではマーケティング企画/ライティング/デザイン(コンテンツ制作)などができる人材がいない

日本の中小企業では「約60%以上が企画や広報・ライティング・デザインなどを行うマーケティングの担当者をおいていない」というのが現状です。
次いで、目標達成のうえでマーケティング担当者が必要だと感じていながらも、自社のマーケティングの組織体制は不十分と感じている企業も60%以上存在しています。
しかし、マーケティング職の平均年収は約500万円と言われており、そういった人材の確保は、中小企業にとって困難を極めています。

【2】オウンドメディア(自社のHP・ブログなど)の運営やメルマガ作成ができても、継続的に運用ができない

中小企業ではマーケティング担当者の人員が少ない、もしくは不在であることから、継続性に課題があります。

マーケティング担当者が行う業務は、セミナーやサイト運用、コンテンツ制作、各種広告の運用、効果測定など多岐にわたります。それぞれ分厚い専門書が多く存在する専門性が高い領域です。
ターゲットユーザーを明確にした上で、求められるコンテンツを発信し目標達成するためには、3カ月〜1年の計画を立て、継続的にアプローチする必要があります。

オウンドメディア(自社メディア)は、6ヶ月〜1年間コラム記事などを更新し続けることでやっと成果が出ると言われています。最低でも週に1本の記事投稿を基準として運用し続けることをオススメしています。継続的にアプローチすることで、結果分析しやすくなったり、改善点が分かりやすくなります。

【3】中小企業では属人的に1人の担当者にマーケティングを任せた状態になっている

【2】でも記載したようにマーケティング担当者が行う業務は、それぞれ分厚い専門書が多く存在する専門性が高い領域です。
マーケティングを運用し続け、目標達成するためには業務の属人化を防ぐことが重要です。
しかし、マーケティング業務が属人化されている状態で、担当者が離職した場合、マーケティングに必要な「継続的なアプローチや分析」が難しくなってしまいます。
マーケティング担当者の年収を500万円、試用期間が6ヶ月と仮定した場合、離職にかかるコストは1041万円にもなり、企業に与える損失は計り知れません。

【4】マーケティングの優先順位が低く経営者が必要性を感じにくい

中小企業 マーケティング 経営者

中小企業では「社内にマーケティングの専門知識やノウハウを持った人材が不足しがち」であるという課題と「社内でマーケティングのために割く時間が作られない」という課題があります。そのことから「この手法を実行してうまくいくのか?」などの相談ができる話し合いの場を意識的に設けることが重要です。

中小企業ではマーケティングができない理由のまとめ

中小企業においてマーケティングは、優先順位が低く経営者が必要性を感じにくいと言われています。必要性を感じていても予算や人手、スキルなどさまざまな課題を抱えているため、マーケティングをうまく実行できないのです。
国内市場が縮小するなか、新規顧客獲得や市場開拓は、ますます難しくなってきています。
そのなかで、企業のマーケティングへの動きは今後、より重大な機能を担っていくと考えられます。
しかし、多くの企業ではマーケティングの組織体制は十分とは言えないのが現状です。

マーケティングに必要な組織体制の構築や考え方は、中小企業において今後の重要な課題となっています。まずは、プロのマーケティングコンサルタントにお任せください。

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